原皮
革は、食肉用として屠殺された動物の皮を腐らないように加工して利用する畜産副産物です。 国内で流通している牛革の約8割が輸入原皮ですが tanatoでは出来る限り国産原皮を利用しています。国産原皮は輸入原皮に比べるとサイズは小さめですがキメが細かく傷も少ないので、製作時のロスも少なく革の表情がそのまま製品に出るタンニン鞣しにはよく合っています。輸入に使う燃料も削減できるし、国内の畜産業者に利益が還元されるのも理由の一つです。

  鞣し
鞣しとは原皮「皮」を腐らない「革」にする為の加工です。
tanatoでは時間の経過と共に味わいを増していくタンニン鞣し革を使っています。素材を活かす加工なので、動物が元々持っていた傷やシワ・血管や毛穴の痕跡、肌目のバラツキ、色ムラなどの表情を残しています。これらの表情は、使い込んでいくうちに日光や温湿度、摩擦などによって色合いや艶を増し、その革だけの味わい深く個性的な風合いに変化します。


tanatoでは4種類のそれぞれに個性の違うタンニン鞣し革を使用しています。
革の詳細と色サンプルに関しては、画像をタップするか各商品ページのリンクからご確認下さい。

1)国産原皮/植物タンニン鞣し/牛吟スリ加工革
  

2)北米原皮/植物タンニン鞣し/牛スムースレザー/オイルワックス加工
  

3)国産原皮/植物タンニン鞣し/牛シボ加工革
  

4)国産原皮/植物タンニン鞣し/牛シュリンクレザー/ソフトオイル仕上げ
  


  使用上の注意点
天然皮革の風合いを損なわない仕上げで経年変化が楽しめる一方、過度の加工をしていないので色移りや水濡れなどに注意が必要です。下記を参考にして下さい。

  色落ち
水濡れや摩擦などにより、色落ちをしたり洋服に色が移る場合があります。雨の日のご使用や、明るい色の洋服でご使用の際にはお気をつけ下さい。
保管の際は、淡い色の物と直接重ねないようご注意下さい。

  水濡れ
革に水分が付着した場合は、シミや変色・色落ち、ふくらみが出来ることがあります。乾いた布で早めに水分を拭き取って下さい。消える訳ではありませんが経年変化と共にそれらの痕も目立たなくなっていきます。
防水スプレーをかけることで、上記の被害を軽減することもできます。また水性の汚れを軽減し、拭き取りやすくする効果も期待できます。

  カビ
カビ予防のため使用されない時は通気のよい場所に保管し、中に丸めたタオルや紙などを詰め、ときどき日陰干しや乾拭きをして湿気を除去して下さい。

  ビニール・ポリなど
ビニール・ポリエステル・ゴム製品と密着して保管しておくと、色移りやべたつきが生じる可能性があります。また、熱や薬品にもご注意下さい。

  ファスナーや金具
ファスナーやカシメなどの金具は、緑青や色落ちで革や洋服を汚す場合があります。金物部分に緑青が発生した場合は綿棒や柔らかい布で拭きとって下さい。

  メンテナンス
その他メンテナンスに関しては下記リンク先でご確認下さい。
革とオイルの話」「ファスナーに関して

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